はじめに
鏡を見る度に、「遺伝子の宝くじ」というものがあるとすれば、自分は間違いなくそれに当選したのだなと思う。
二つに並行するくっきり二重、まるで人を殺せそうな程に高く尖がった鼻、極め付けに180cmを優に超える身長。
この容姿のお陰か、これまでの人生最高とは言わないものの、何不自由なく過ごして来た。
しかし、そんな僕には決定的に足りない物が一つあった。
それは、
“コミュニケーション能力”だ。
ここ最近、巷でよく「コミュ障」や「インキャ」といった言葉を耳にする。
耳を塞ぎたくなるワードである。
なぜなら僕は間違いなくそれに当てはまるからである。
過去を振り返ると僕はいつも“隅”にいた。
教室の隅、飲み会の隅etc...。
(ちなみに中学の時は教室の隅で五目並べに勤しんでいた。)
会社に入社した今、飲み会というイベントがある。
なぜ高いお金を支払ってあんな苦痛を支払わなければならないのだろうか。
極め付けに飲み会の打ち合わせなんて滑稽なものにまで参加させられる始末である。
今の世の中、コミュニケーション能力の高い奴が勝つに決まっている。
幼い頃から「根暗」「コミュ障」「インキャ」という三大コンプレックスを患った僕はなんとか“向こう側”へ行こうともがいた。コミュニケーション能力の高い自分を演じ、根が明るい自分を演じる日々。。。しかし、結論から申し上げると、そういう人間にはなれなかった。なれなかったし、なることに飽きた。
コミュ障やインキャの何が滑稽なのか。
それは、コミュ障やインキャであることを恥ずかしがっている自分自身が滑稽なのだ。
このブログには容姿の良いコミュ障が人生をより良く生きていくための軌跡を描いていきます。
ちなみに今年の忘年会は不参加にしました。